変えたこと

メンタルサポート

前回は接し方や言葉の掛け方で
子供を苦しめていた話をさせていただきました。


今回は子供も私も何が変わってきたのかをお話ししたいと思います。

まず、子供のメンタル強化が最大の課題ということには小学生の時から気が付いていました。

小学生の頃は、うまくできないと試合中でも泣くということがよくありました。
何度も、大丈夫だからと言い聞かせたり、
時には怒ってみたり・・・
中学に入り、練習中や試合中に泣くということはさすがになくなりましたが、
あからさまに自分の調子の良し悪しが表情に出てしまう。
そしてそれがプレーにもでてしまう。といった感じでした。

そこを変えていかなければ、
いくら練習を積んで技術があがってきても、土壇場で能力を発揮できずに
終わってしまうだろうな、と。

また、私ももっと言葉の掛け方や自分自身の考え方を変えないと、
子供を苦しめたりプレッシャーを感じさせてしまうだけで
これではダメだと思っていました。

メンタル強化のために何をしたらいいか本気で悩んでいました。
悩んでいろいろ調べたり、周りの意見を聞いたり・・・。

そして私がひとまず行きついた先は、
自分が勉強して子供たちに役立てよう!でした。
きっとこの先も何かの役に立つはず。


メンタルコーチングなどに通うことも考えたのですが、
せっかくお金を出すなら、私の身にもなるほうがいい!w
それからスポーツメンタルや心理の勉強を始めました。

勉強を始めてみると、子供のメンタル強化だけではなく、
今まで自分がしていた子供への声かけは
やっぱりプレッシャーや不安感を与えてしまうものもたくさんあったことにも
気が付くことができました。

実践しているメンタルトレーニング

心の声をプラスに変える
メンタルの勉強をして一番に学んだこと。それがこれでした。

不安や緊張を作っているのは「自分自身の心の声」なんですよね。
もちろん、チームプレーであれば、チームメイトからの𠮟咤激励もあるでしょう。

しかし、「次また続けてミスをしたらどうしよう」「うまくできるか自信がない」など・・・
そんな自分の心の声が、自分のことを苦しめているのです。

そのマイナスの声を、プラスに変えてみよう!と娘に話しました。
まず、誰でもミスはするもの。大事なのはその次にどうするか。

プラスの声にはどんなものがあるか娘に問いかけました。
「次は絶対決めてやる!」「私ならできる」「たくさん練習をしてきたから自信をもって大丈夫!」など色々プラスの声を出してくれました。

娘は、心の声をプラスに変える、というのを日頃の練習から心がけるようにしました。

力を発揮できるようになるトレーニング
娘が、「試合が始まってすぐは、動きがガタガタしてスムーズにプレーができないんだよね」
そう話してくれました。

それは、緊張からくるものかもしれないね、練習の時はならないのだから。
そこで実践してみたのが、呼吸法。

緊張を和らげる方法はいくつかあるのですが、一番簡単な、呼吸を意識することを実践しています。
まず、人間は緊張をしていると呼吸が浅くなり、リラックスしている時は深く呼吸をしています。
ですので、呼吸を切り替えることで気落ちを切り替えることもできます。

試合前に、ゆっくりと深く呼吸することを意識する。
また、おへその下あたりの一点に意識を集中させることで、不安や緊張から解放され、集中することができる。
そうすると、自分のベストパフォーマンスがだせるようになります。

これは、大会などで試合前に実践しているようです。

目標を具体的に設定し、その目標には何が必要か書き出す
全国大会にでて活躍する選手になりたい。

それが子供たちの今の夢です。
それを漠然と目標にしてきましたが、そのためには何が必要か書き出してみます。

メジャーリーグでも大活躍中の大谷選手も活用しているといわれているマンダラートをやりました。
マンダラートとは、81個のマスを強制的に埋めていく思考ツール。

ど真ん中に自分の一番の目標を設定したら、残りの8マスに自分が取るべき行動を小テーマとして具体的に記入します。
それを繰り返し81マスすべてを埋めていき、1つずつの目標を達成するために毎日努力を重ねていきます。

目標が見える化するので、子供にとってすごく良いものだと思います。

日々の練習で1つずつ達成できるように目標をもって練習に取り組むことができ、
意識が上がっていく1つの材料になっています。


子供のメンタルトレーニングのために勉強し始めたことで
私自身も少しずつ変わっていくことができています。
私も、子供にプラスの声かけをすごくするようになったこと、
子供がマイナスに考えていたらそれをプラスの声に変えてあげるような問いかけをしています。

子供が一生懸命プラスの言葉を自分に言い聞かせて頑張っているのに、
私がマイナスの言葉がけや、自分が不安に思っていることを子供に話しても
子供のためにはならない。
それでは私という存在は子供にとってものすごいマイナスだ、と気が付きました。

メンタルトレーニングを実践することで、
娘は試合で結果を出せることも増えてきました。

娘が頑張っている成果を出せるようになってくると、
私自身の気持ちも、すごく上向きになってきます。

もちろん、スポーツにかかわらず、人生には波がありますから
上手くいかない時もこれからもたくさんあるでしょう。

でもそれを乗り越えて、人間は成長していくのでしょうね。

まるちゃん
まるちゃん

何歳になっても、成長あるのみ!


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