主体性を持った人間に育てるには

メンタルサポート

我が家では子供のメンタルトレーニングを取り入れるようにしています。
子供のメンタルが強くなるようにと、自分で考え行動ができる人間になるように、
勉強をしながら子供に実践しています。

主体性をもった選手になるには、子供のやる気を高めてあげることが大切だと思います。


子供たちのやる気を高め、主体性をもった人間になるには、どのようなことをしてあげるのがいいか、考えていきたいと思います。

やる気を高めるための悪い例

怒鳴りつける、批判する、脅す、貶す、罰す、褒美で釣る
このようなことをしてしまう人は、意外といるのではないでしょうか?

今でも少なからず部活動などであるかもしれませんが、ひと昔前は
暴力や暴言などの体罰をし、子供たちを自分の思い通りに動かそうとコントロールしようとしている指導者や親もたくさんいたと思います。

このような方法は、子供たちがすぐに言うことを聞くように思うのでこの手法を使うひとが多くいますが、
自分の意志はなくなってしまいます。

私もそうでした。暴力や暴言などの体罰がありました。
自らの経験としていえるのは、精神的な支配というのはものすごい力を持っているということ。

私個人の意見ですが、恐怖と不安の中で得られるものは何もないと思っています。


怒鳴られ、たたかれ、結果的に「怒られないようにすること」というのが最優先になっていきます。
また、自分で考える選手というところからは程遠い選手になってしまうことが多いのではないかと思います。
しかも、怒られるのが嫌だから、見られているとき以外は手を抜くというようなこともでてきます。

怒られないためにやるようになっていくと、自分で考えるということが少なくなっていくので、
実際の大会の時にも影響がでてくると思います。

大会の時でさえ、勝つことよりも怒られないことが脳裏に浮かぶのです。
窮地の時に自分で考えることができず、監督の顔色をうかがい、指示を待つことしかできない選手になります。

私も以前上の子に「お母さんがそういうからそうしないとだめだと思った」と言われたことがあります。
私としては良かれと思って、
このほうが絶対いいよ」「こういう風にやってみな」「言うとおりにやればうまくいくと思うよ
思えばこんな言ってはいけないワードをたくさん会話のなかで出していました。
自分でも気が付かないうちに、自然に子供の心を支配し、親の言うことは絶対正しいというような考えを植え付けてしまっていたのです。
これでは自分の考えで動くことができない大人になってしまいます。

ではどのようにしていけば信頼関係が築け、子供が自分から動きたくなるような働きかけができるようになるのでしょうか。

支援型アプローチで 応援し、勇気づけ、見守る

支援型アプローチとは、物事の捉え方や考え方(認知)を変化させることによって症状の軽減を図ったり、条件付けなどの学習理論を活用して症状や行動を改善していくことを目指すアプローチです。

子供たちが自分から考えて動くようになるような、本人たちにとって価値のある言葉がけをしていきます。

例えば「あなたはどのような目標があってどのような結果を望んでいるのか」
「どのような選手や人間になりたいか」など、問いかけをしてみます。

すると、子供たちが具体的に目標を描くようになります。
良い未来を想像することにより、子供たちの目標を実現したいという気持ちが高まってくるので、
そこに向けて自ら考え動けるようになっていくのです。

もちろん、すぐに上手くいくわけではありませんが、根気よく繰り返し大人は寄り添ってあげてください。
子供のやる気が落ちてきているときなどには、また最初の目標の質問を投げかけるのも気持ちが高まってよいのではないでしょうか。

子供の話をよく聞き、助言をし、勇気づけていくことがとっても大切になってきます。

大人も、子供が実現できると信じて見守ってください。

そうすることにより、子供たちは自ら考え行動できる選手になっていきます。
考えたことが間違っていたり、目標への道を遠回りしていても、それもすべて子供たちの学びです。
失敗や間違いから、「こういうやり方のほうが効率が良かった」とか「これではうまくいかないから方向性を変えてみよう」
など、気が付くようになるのです。


まるちゃん
まるちゃん

「こういうやり方もあるよ、こういう考え方もあるよ!」というような助言、アドバイス程度に済ませるのが良いのではないかと思います。

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