頑張っているのは誰かが見ていてくれる

親の役割

あなたやあなたのお子さんは、努力している姿をアピールするタイプですか?
それともチームメイトなどに努力していることを知られたくない、と隠れてやるタイプですか?

私はといえば・・・会社で頑張っている時は、「社長が通りかかってくれないかな」とか思っているし、
学生の時だって努力している時だけ調子よく、「だれか見てくれないかな」と思っていましたww
結果、調子のいい時だけ頑張る私はそういう場面を発見されたことがほぼありません!

さて、うちの長女はなんと私の腐った性格とはちがい、
「誰かに見られているかもしれない」ということではなく、「自分のために努力する」ことができる人です。

チームの練習開始時間より毎日1時間早く到着し、基礎トレーニングや自主練に励んでいます。
もちろんチームの指導者の方も、チームメイトもそれを知らない人がほとんど。
でも娘は「誰かに見られてるかとか関係ない」だそうです。

私とは正反対なので、見ていてもどかしい部分もあります。


レギュラーに確実に入れる程まだ技術も精神力も安定していません。
頑張ってコツコツ努力をしていても、なかなか結果がでなくて悔しい思いもたくさんしています。

私は子供に「誰かが見ているとかじゃなくて、自分のために努力したらいいね」といっていますが、
「監督がどこかでみていてくれないかな」とか「知ってる人が伝えてくれないかな」とか
「もっとやっていること周りにアピールすればいいのに」「もっと見えるところでやればいいのに」なんて思うこともあります。

以前、そんな風にコツコツやっている娘の姿を見てくれて、
「頑張っているのは誰かが絶対みてくれているよ、だから頑張ってね。」
そう娘に言ってくれた人がいます。

見ていてくれればいいけど、「そんな都合の良いことないよな」
なんて私は思っていましたが、

その人の言う通りでした。

ある一人のチームメイトが「早めに来るようにして手伝うから、一緒に練習やろう!」
そう声をかけてきてくれたのです。
そのチームメイトも練習前少し早めにきて自主練をしているので、
うちの子が毎日早く来て一人で練習しているのを知っていました。


娘がレギュラーをとるために欠けている部分を考えてくれ、それはひとりでは難しいのではないかと判断し、
一緒に手伝うと言ってきてくれました。

チームメイトの気持ちに、娘はすごく喜んでいました。

毎日コツコツ努力している娘の姿を、見ていてくれたチームメイトがいたんですね。

私も救われたような、うれしい気持ちになりました。


私みたいにたまにしかやらない、または誰かに見てもらっていたらいいなとか考えていてはダメなんですよね。

自分のために努力ができるかどうか。
そうしていると、自然に良い方向に少しずつでも動いていくのだな、と思います。

私はもちろん、親として子供に色々教えたりしますが、
子育てをしていて、子供たちから学ばせてもらうこともとっても多いな。とつくづく感じます。


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